2006-09-17
_ 若者はなぜ3年で辞めるのか?
Software Design 10 月号を目当てに本屋行ったら置いてないし….で,はてブの hotentry にもあがってる,若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来を購入.これから就職活動する人,入社して日の浅い人(若者?)は読んで損はないかと.
入社して 3 年くらいで辞める人の大半は,自分が思い描いていた仕事の内容と現実とのミスマッチから,ということについては納得.自分の場合は,やりたい仕事なり配属なり,上に言いたいこと言って,自分のやりたいことをやらせてもらってる.もともとこういうのが通る会社だし,待ってても誰も何もしれくれないし,言わなきゃ誰も理解なんてできないし,してくれない.自分のレールは自分で敷けといった感じ.
自分でこうしたいと言って,その希望に沿う仕事をしているわけだから,それ相応の責任も出てくるけど,やりたいことがやれるってのはやっぱりおもしろい.やってることがどんどん自分に吸収されていることがわかるので,多少きつくても苦にならない.で,そこで力をつけてステップアップしていく.今,こういう状況にいられる自分はたぶん幸せなんだろうな.
この本を読んで思ったのは,現実にはこうしたこと(自分でレールを敷くこと)ができない環境(会社)がまだ多くを占めてるんかなぁ,ということ.確かに,話を聞いてみるとそんな印象を受けるときもある.
そんな私も入社して 4 年目なわけですが,転職のことなんかもやっぱり考えたりします.もともと今の会社に最後までいるとも思っていないし,自分が今後どういう風になっていきたいのかを考え,そのために今やらなきゃいけないことは何かを考え,とりあえず 5 年,今の会社で吸収できることは,どんどん吸い取っていこうと.5 年たった時点で,次の 5 年をそのまま今の会社で続けていくべきかを考えてみよう,そんな思いでいます.
今年の春頃に何人かの学生と面談する機会があったのですが,ミスマッチが起こる原因のひとつは単純にどんな仕事なのか理解してない人もいるんじゃないかと.1 時間ほど話す中で,仕事の内容について聞いてくる人が少ない.「会社つぶれませんよね?」とか「株価が…」とかいった質問を受けたときは,それって現場で働いている人に聞いても意味ないでしょーとか思ったり.自分が学生のころは,こういう機会があったときは「仕事やってて楽しいですか?」なんて質問をして,楽しそうに自分の仕事の話をしてくれる人がいる会社に入ろうとか思ってたんだけどなぁ…