2010-05-03
_ Ubuntu 10.04 で compcache 0.6.2 を利用する
ThinkPad X41 に Ubuntu 10.04 をインストールしたついでに,compcache も導入してみた.
圧縮RAMディスクをスワップ領域として利用する「compcache」でNetwalkerに根性を注入。昔のマシンもサクサク動くかも? - Viva! Ubuntu!!では,compcache は 0.5.4 を利用したとあるけど,ここでは新しい方の 0.6.2 を利用してみた.compcache 0.6.2 をダウンロードしてきて,コンパイル.README に書かれてある通りにモジュールを読み込んでいく.
# modprobe lzo_compress # modprobe lzo_decompress # insmod ramzswap.ko disksize_kb=102400 # swapon /dev/ramzswap0
これでとりあえず利用できるような状態になる.
$ swapon -s Filename Type Size Used Priority /dev/ramzswap0 partition 385812 2088 -1
# rzscontrol /dev/ramzswap0 --stats DiskSize: 385820 kB NumReads: 33 NumWrites: 522 FailedReads: 0 FailedWrites: 0 InvalidIO: 0 NotifyFree: 0 ZeroPages: 12 GoodCompress: 77 % NoCompress: 0 % PagesStored: 510 PagesUsed: 214 OrigDataSize: 2040 kB ComprDataSize: 782 kB MemUsedTotal: 856 kB
といった感じで表示されていれば問題ないかと思います.さて,動作確認がうまくいったところで,これを起動時に有効にする方法ですが,これについては,compcache - yosshy の日記を参考に,以下のようにしてみた.
/etc/modules に下記を追記する.
lzo_compress lzo_decompress ramzswap
でもって,/etc/modprobe.d/ramzswap.conf を作成して,以下を記述.
options ramzswap disksize_kb=102400
/etc/fstab には,以下を追記.
/dev/ramzswap0 swap swap defaults,pri=100 0 0
これで再起動をしてみると,うまくいったぽい感じ.
$ swapon -s Filename Type Size Used Priority /dev/sda4 partition 3148732 0 -1 /dev/ramzswap0 partition 102396 0 100
で,実際,導入してみて体感できる効果があったかというと正直なところよくわからんです.今回,導入してみたマシンはメモリを 1.5GB つんだ 7,8 年前の自作マシン.普通に使う分には特に問題のない代物.より低スペックのマシンで効果を発揮するものなんでしょうね.
それと,起動時の設定で利用した状態で,rzscontrol を利用するとエラーとなり利用できないようなので,このへんはまだ調べる必要はありそうですが,実運用においては特に問題なさそうです.